建築分野における梁端部RC造・梁中央部S造で構成された複合梁の部材剛性の評価モデルとその構造設計での活用例

  • 佐藤 良介
    東急建設(株) 技術研究所 構工法・材料グループ

書誌事項

タイトル別名
  • An Evaluation Model for the Structural Behavior of Steel Beams with Reinforced Concrete Encased Ends and Usage Example in Practical Structural Design in the Architectural Sector

抄録

<p>本稿は,「S区間との境界となるRC区間の小口面に鋼製プレートを有する埋込み形式の複合梁」の部材剛性の評価方法について論じるものである。国内建築分野における現行の構造設計体制への適用を前提に,この種の複合梁の実験値を弾性域から非弾性域まで捕捉するために構築された評価モデルについて,これが与える解の妥当性を検証したうえでその性質を精査して明らかにすることを第一の目的としている。また第二の目的として,設計実務にて埋込み形式の複合梁全般に想定され得る課題を例示し,本評価モデルならびにその性質を活用した対応可能性についても触れ,この種の構造の構造設計の一層の洗練に寄与する知見の呈示を試みている。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 61 (3), 229-238, 2023

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

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