ブロックチェーン技術の社会への影響

DOI
  • 坂下 哲也
    一般財団法人日本情報経済社会推進協会 常務理事

書誌事項

タイトル別名
  • Social Impact of Blockchain Technology

抄録

<p>リーマン・ショックを起因に中央集権的金融システムの検証から生まれたビットコインに代表されるブロックチェーン技術は,プラットフォーマに依存する中央集権的なインターネット利用(Web2.0)の状況とも重なり,分散環境下でのインターネット利用(Web3)に適した技術の一つとして利用範囲が拡大している。ブロックチェーン技術は,楕円曲線暗号(ECC)を実装し,セキュリティ上強固な仕組みを保有している。その上で,トークンは暗号資産以外への適用も具体的に進み,NFT(非代替性トークン)によってデジタルデータの希少価値の創出,唯一無二性の保証なども可能になった。これらの技術の社会実装の主導権争いが世界では始まっており,日本も乗り遅れてはならないだろう。</p>

収録刊行物

  • 情報の科学と技術

    情報の科学と技術 74 (3), 80-85, 2024-03-01

    一般社団法人 情報科学技術協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580793844543232
  • DOI
    10.18919/jkg.74.3_80
  • ISSN
    21898278
    09133801
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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