胎児診断に基づいてEXITを施行した9例の適応と治療成績,長期予後に関する検討
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- 正畠 和典
- 大阪母子医療センター小児外科
抄録
<p> 背景</p><p> 近年,出生前画像診断の向上と医療技術の進歩により,多くの新生児の外科的疾患が救命できるようになった。一方で,出生前診断されているにもかかわらず,胎児死亡をきたす症例や出生後の治療で救命が困難な症例が存在する。これらの症例のなかには,出生前に適切な治療を施すことによって良好な予後を得ることができるものが含まれている。EXIT(ex utero intrapartum treatment)は,出生前診断において気道確保が困難と予想される重度の症例に対して,選択的帝王切開下に胎児胎盤循環を保持した状態で児に気管内挿管もしくは気管切開を行い,気道確保後に娩出させる方法である1~3)。現在,先天性上気道閉塞症候群(congenital high airway obstruction syndrome)や頭頸部腫瘍性疾患など,出生直後より呼吸循環不全に陥る可能性の高い疾患に対する気道確保手技としてその適応が拡大しており,わが国においてもときに施行されている胎児治療の一つである。近年EXITの報告例が増えている一方で,EXITの安全性・有効性に関する検討の報告例は少ない。</p>
収録刊行物
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- 周産期学シンポジウム抄録集
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周産期学シンポジウム抄録集 37 (0), 87-90, 2019
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580793844810240
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- ISSN
- 2759033X
- 13420526
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可