股関節内外旋誘導バンド装着中の歩行時股関節角度の検討

  • 虎岩 太朗
    東京都立大学大学院人間健康科学研究科理学療法科学域 足立慶友リハビリテーション病院
  • 来間 弘展
    東京都立大学大学院人間健康科学研究科理学療法科学域

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the angle of hip joint during walk wearing hip bands
  • コカンセツ ナイガイセンユウドウ バンド ソウチャク チュウ ノ ホコウジ コカンセツ カクド ノ ケントウ

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抄録

 [目的]股関節を外旋または内旋方向へ誘導するバンドを用いた歩行が股関節運動角度 に及ぼす効果を分析することを目的とした.<br>  [対象と方法]成人男性 10 名を対象に,バンドを装着しない通常歩行,股関節を外旋方 向へ誘導するバンドを装着した外旋誘導,股関節を内旋方向へ誘導するバンドを装着した 内旋誘導の 3 条件にて,三次元動作解析装置を用いて歩行中の股関節屈伸角度,股関節屈 伸モーメントを測定した.<br>  [結果]外旋誘導にて,通常歩行と内旋誘導と比較して股関節最大伸展角度が有意に増 大した.外旋誘導にて,通常歩行と内旋誘導と比較して,股関節最大屈曲角度が有意に減少した.<br>  [結語]股関節を内旋または外旋方向へ誘導するバンドを用いた歩行練習が股関節運動 角度を変化させ,運動療法に有用である可能性が示唆された.

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