【聞き書き拾遺】『笑いと私』・裏方として支え見つめた上方笑芸

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書誌事項

タイトル別名
  • 夢路いとし・喜味こいしの元マネージャー・津田愼一氏の回想―〈その2〉

抄録

日本笑い学会の研究企画の一環として、長く「笑い」に携わった方の体験談から上方笑芸の見えない側面や裏面を探り、記録に残す<拾遺録>です。  前号の〈その1〉に続いて、上方漫才のレジェンド―夢路いとし・喜味こいしのマネージャーとしてお二人を長く支えた津田愼一さんの聞き書き〈その2〉を掲載します。  昭和52年(1977)にお二人の専属マネージャーとなった津田さん。当時、上方の漫才界を牽引した秋田實氏が亡くなり人気漫才師の他界や廃業で漫才界は衰退。ところが55年(1980)に空前の漫才ブームが到来、57年(1982)にはNSC(吉本総合芸能学院)もできて新世代漫才が台頭、変化の流れはM-1グランプリ(2001年~2010年、2015年~)へと続いて加速していきます。  そんな激変する漫才界にあって王道の笑いを変わらぬ姿勢で届けたいとし・こいしさん。津田さんの回想はお二人の笑いのありようだけではなく、プロに徹した漫才人生や人柄をも物語る貴重なものとなりました。〈その2〉も一人語りとしてまとめています。

収録刊行物

  • 笑い学研究

    笑い学研究 30 (0), 161-173, 2023-08-26

    日本笑い学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580837583278848
  • DOI
    10.18991/warai.30.0_161
  • ISSN
    24239054
    21894132
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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