2000年代のお笑い文化のパラダイムシフト
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- 瀬沼 文彰
- 西武文理大学サービス経営学部
Bibliographic Information
- Other Title
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- 松本人志のお笑いのゆくえ
Abstract
本稿の目的は、2000年代以降のお笑いの変化を整理することである。また、それ以前のお笑いがどのような形で残っているのかについて考察を行った。変化については、芸人のフィールドの広がり、ネット、場、仕事そのものの変化をまとめた。また、2000年以前の「芸人はこうあるべき」という姿勢の変容、ポリティカル・コレクトネスのなかで人を傷つけたり、差別的だったり、痛みを伴う笑いが批判の対象となり、誰も傷つけない笑いに注目が集まっていることについて言及した。さらに、男性的なホモソーシャルなお笑いに、女性芸人が進出をして地位を確立していったことを近年の変化の1つとして扱った。一方で、90年代以降、テレビのなかで作られた松本人志的なお笑いの価値観、例えば、とにかく面白さを追求する姿勢、面白さのヒエラルキー、皆で協力する笑いなどは、いまでもテレビでは強固でそれ以外のお笑いがあまり見当たらない。それは、社会で求められる多様性と合っていないことを指摘し、そこに日本のお笑いの問題点があると論じた。
Journal
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- Japanese Journal of Laughter and Humor Research
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Japanese Journal of Laughter and Humor Research 30 (0), 3-18, 2023-08-26
The Japan Society for Laughter and Humor Studies
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390580837583279744
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- ISSN
- 24239054
- 21894132
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Disallowed