ロシアにおける再軍備化と部分的移動性の文脈におけるサハ(ヤクーチア)の男性性と愛国心

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タイトル別名
  • Masculinity and Patriotism in Sakha (Yakutia) in the Context of Remilitarisation and Partial Mobilisation in Russia

抄録

2000年代初頭以降のロシアでは、特に軍での愛国教育を通じ、男性的なヒーロー像が育成されてきた。2022年のウクライナ侵攻はこうした男性的理想像に依存している。先住民を含むシベリア出身の兵士もこの戦争に参加している。この状況は男性性、先住性に関する問題を提起している。これはまったく新しい問題ではない。北方地域の住民は、現在の男 性性規範にも影響を及ぼすと思われる伝統的なジェンダー役割に従っていると認識されている。英雄的な男性性は、それを補足するもの、つまり戦場に送られている男性の親戚を心配するステレオタイプ的な母親像に依存している。本稿では、文献研究とヤクーツク市周辺の最近の出来事に関する報告に基づき、ロシア全土と地方において、いかに男性性が空間、先住性、活動性、愛国心と関連しているのかを示す。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580848625310976
  • DOI
    10.60393/hoppohmsymposium.36.0_049
  • ISSN
    27592766
    21887012
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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