地震住家被害による木材固定炭素開放量に基づく災害廃棄物CO<sub>2</sub>排出量評価手法の構築

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF A METHOD FOR ESTIMATING DISATER WASTE CO<sub>2</sub> EMISSIONS BASED ON CARBON STOCK CAUSED BY EARTHQUAKE DISASTERS

抄録

<p> 災害時には住宅で使用されていた木材の固定炭素がCO2として排出されるなど,膨大な量の災害廃棄物に伴い,災害時にも温室効果ガスの排出がなされる.しかしながら,災害廃棄物に伴う温室効果ガス排出量に関する調査研究はほとんどなされてきていない.本研究では,災害時の住家被害による家屋解体に伴う災害廃棄物からの温室効果ガス排出量の推定手法を構築することを目的とする.住宅被害に伴う固定炭素解放量推定モデルを構築し,2016年熊本地震をケーススタディとして住家被害に起因する家屋解体に伴うCO2排出量を評価した.その結果,2016年熊本地震での家屋解体に伴うCO2排出量が106.2万t-CO2と推定され,災害廃棄物CO2排出量により温室効果ガス排出量が2017年基準で8%~16%増大することを明らかにした.</p>

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参考文献 (6)*注記

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