Foot wear 装着下での足部運動解析手法の確立

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タイトル別名
  • Development for Foot Motion Analysis System with Footwear

抄録

<p>靴の中での距舟関節の運動はスポーツ障害の発生機序の解明に重要であるが,通常の靴の強度を保った状態での解析手法がない.そこで靴を装着下で計測可能な伸縮性ひずみセンサー (STR) を用いて,距舟関節の運動解析を試みた.健常成人男性14名14足を対象に,X線による距舟関節被覆角 (TNCA) を坐位と立位で計測し,同様の姿勢でSTRを用いてアーチに加わるひずみをアーチストレイン (AS) として計測した.なお,ASの計測は4つの貼付法とTNCAの変化との相関を分析した.最も相関の高い方法で裸足条件と靴条件でのランニング動作のAS波形の変化を検証した.内果と舟状骨を結ぶ線かつ床面に対して50度下方に傾斜をつけて貼付した条件がTNCAの変化と相関が高かった (r=0.60,p=0.02).ランニング中のASは靴条件と靴なし条件間に有意差を認めなかった.すなわちSTRによるAS計測によりランニング中,靴を装着した状態でも距舟関節の運動を評価できる可能性がある.</p>

収録刊行物

  • デサントスポーツ科学

    デサントスポーツ科学 45 (0), 66-72, 2024-02-22

    公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580859413091328
  • DOI
    10.57488/descente.45.0_66
  • ISSN
    27584429
    02855739
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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