保育者・小学校教師の幼保小連携・接続に関する認識

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書誌事項

タイトル別名
  • Preschool and Elementary Teachers' Perceptions of the Collaboration and Transition between ECEC and Elementary Education
  • Analysis of the Keywords Known about the Transition Period from Preschool to Elementary School and the Understanding of "Communication through Language"
  • 接続期キーワードの既知と「言葉による伝え合い」の姿の理解に関する分析

抄録

本研究は、接続期に関する研修参加者を対象とした質問紙調査から、保育者・教師の幼保小連携・接続と子どもの姿に関する意識を明らかにすることを目的とする。調査は2018年3月から12月に関西及び関東5カ所で実施、研修参加者の合計は643名。接続期(5歳児・小学1年生)の担当経験がなく研修にも初めて参加する人が多い一方、担当経験があり研修にも複数回参加している人もいて、研修効果の違いが見られた。接続期に関連したキーワードの既知の程度は、接続期経験、研修参加共に、回数の多い方が評定値が高くなることが明らかとなった。「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」から「言葉による伝え合い」で思い浮かぶ子どもの姿についての保育者・小学校教師の自由記述回答を分析した結果、「できない姿・個人差」「、トラブル・喧嘩・葛藤」、「伝達・要求・主張」、「伝える・聞く」、「受け止め合い・協同」といったカテゴリーが抽出された。様々な姿が想定されていること、言語化の困難さ、比較や到達・個人差を捉える傾向が示唆され、研修参加や接続期経験を重ねることで変容がみられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581014219762432
  • DOI
    10.60365/jecectet.3.0_35
  • ISSN
    27592057
    27590623
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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