光ファイバ形偏光子の特性解析

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タイトル別名
  • A Characteristic Analysis of Optical Fiber Polarizers

抄録

本研究では,円形コアの側面に円形金属領域または円形ピット領域を配置した二つのタイプのファイバ形偏光子として,一つのコア(Core)と三つの金属領域(Metal)を配置した構造(1c3m)と一つのコアと一つの金属領域の上下にピット(Pit)を配置した構造(1c2p1m)を提案し,伝搬特性について解析した.1c3mと1c2p1mは,いずれも y 偏波を伝搬させて x 偏波を減衰(消失)させるように設計した.コア半径 a1 とコアと金属領域の間隔 d の比(d/a1)を 0.3 ≤ d/a1 ≤ 1.4 の範囲で変化させて検討した結果,1c2p1mは1c3mに比べて優れた特性を有しており,x 偏波の損失を αx,y 偏波の損失を αy としたとき,αy が最小(αy = 0.131dB/cm)となる d/a1 = 1.4 で αx と αy の差 αxy(≜ αx - αy)は117.1dB/cmとなり,更に αxy が最大となる d/a1 = 0.788 では αy を0.517dB/cmに保ちながら αxy = 314.4dB/cmを達成できることを明らかにした.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581070826591744
  • DOI
    10.14923/transelej.2023jcp5005
  • ISSN
    18810217
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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