ウェブ閲覧履歴の流出範囲を示唆するウェブ検索スニペットがプライバシー意識や検索行動に与える影響

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タイトル別名
  • Effect of Privacy-Aware Snippets to Suggest Information about to Whom Web Browsing Histories Could be Shared and How Much

抄録

本論文では,ウェブ検索中のユーザに対し,ウェブページの閲覧履歴がどういった第3者(ウェブサイト運営者)にどの程度共有される可能性があるのかについての情報を提供するスニペットが,ウェブ検索ユーザのプライバシー意識や検索・閲覧行動に与える影響について分析を行った.オンラインユーザ実験の結果,実験協力者は単にトラッキングの有無を表示するスニペットよりも,提案スニペットの方が閲覧履歴の共有範囲を知る上で効果的であると感じていることが明らかになった.また,検索行動の分析の結果,共有先ウェブページのカテゴリーと数を表示するスニペットを提示された実験協力者は,ウェブ検索タスクを達成するためにトラッキングを行っているウェブページであってもより積極的にクリックする傾向があることがわかった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581070826594560
  • DOI
    10.14923/transinfj.2023pdp0011
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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