エッジAI向けの異常検知の高精度,高速化の検討

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タイトル別名
  • Investigate Higher Accuracy and Speed of Anomaly Detection for Edge AI

抄録

本論文は,異常検知の精度を保ちつつ,処理速度を高速化する手法を提案する.近年,エッジAIは幅広い分野で活用されている.そのなかでも,コストが低い点,通信が必要ない点,消費電力が少ない点から,製造現場でエッジAIの異常検知の活用が注目されている.異常検知は,正常な画像を学習し,その特徴に近ければ正常,異なれば異常と判断する技術である.また,より細かい特徴の違いを判別するには多くの特徴をとり,多くの正常データと比較する必要があり,演算量が多く処理性能の低いエッジ端末では処理が難しい.そこで,比較する特徴の数を削減して高速化する手法を提案する.また,MVTecのテクスチャ系において,精度を落とさずに,高速化を目指す.高速化の結果,2022年に発表されたPatchCoreと比較しMVTecのテクスチャ系のうち,carpetとwoodの精度が勝りleatherとtileの精度が僅差であることが分かった.しかし,gridは精度が劣っていることが分かった.また,処理時間が1/3以下であることが分かった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581070826595840
  • DOI
    10.14923/transinfj.2023pdp0043
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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