腰椎術後3ヵ月の高齢者における生活空間の実態及び低活動群の特徴

DOI
  • 石塚 大悟
    東京都立大学大学院人間健康科学研究科理学療法科学域 人間総合科学大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
  • 峯﨑 洋
    社会福祉法人恩賜財団済生会支部埼玉県済生会川口総合病院
  • 浅川 康吉
    東京都立大学大学院人間健康科学研究科理学療法科学域

書誌事項

タイトル別名
  • Living space and characteristics of low-activity groups 3 months after lumbar spine surgery in elderly

抄録

<p>【目的】腰椎術後3ヵ月の高齢者における外出の実態について調査をするとともに,低活動となる対象の特徴を明らかにすることを目的とする.【方法】脊椎専門病棟に入院した高齢腰椎手術患者(65歳以上)に,術前と術後3ヵ月の生活空間,健康関連QOL,疼痛,痺れ,退院時に心身機能,日常生活自立度及び基本情報を調査した.術前と術後3ヵ月の生活空間の比較を行うとともに,生活空間のスコア56点以下を低活動群とし,各収集項目の群間比較を実施した.【結果】術前と比し術後3ヵ月にて全ての項目の有意差を認め,外出頻度では週4-6回,週1回未満で有意差を認めた.術後3ヵ月の低活動群の特徴としては,術前では要介護度の取得状況や疼痛の程度,退院時では身体機能,術後3ヵ月では精神的な健康関連QOLの有意差を認めた.【結論】腰椎術後3ヵ月の高齢者は術前より外出頻度の増加を認める一方,低活動群は術前,退院時,術後3ヵ月の指標でそれぞれ非低活動群と有意差を認めた.</p>

収録刊行物

  • 地域理学療法学

    地域理学療法学 3 (0), 35-42, 2024-03-31

    一般社団法人 日本地域理学療法学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581148791408896
  • DOI
    10.57351/jjccpt.jjccpt22013
  • ISSN
    27580318
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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