「コミュニティデイハウス」に通所する高齢者の特徴:茨木市在住高齢者を対象とした予備的調査

DOI
  • 安藤 卓
    藍野大学保健医療学部理学療法学科 大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科
  • 岩村 真樹
    藍野大学保健医療学部理学療法学科
  • 大和 洋輔
    藍野大学保健医療学部理学療法学科
  • 新保 健次
    藍野大学保健医療学部理学療法学科
  • 何川 渉
    藍野大学保健医療学部理学療法学科 大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科
  • 樋口 由美
    大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Exploring the profile of community day house attendees: An investigation of older adults in Ibaraki City, Japan

抄録

<p>【目的】本研究の目的は,要支援および事業対象者,健常高齢者が利用することのできる通いの場である茨城市「コミュニティデイハウス」通所者の特徴を明らかにすることである.【方法】対象者は,コミュニティデイハウス通所者66名(平均年齢80.5±6.8歳)と,通所していない地域在住高齢者46名(平均年齢75.0±6.7歳)の計112名であった.測定項目として認知機能,抑うつ気分,高次生活機能,握力,歩行速度,骨密度,骨格筋量を測定した.スチューデントのt検定にて2群比較実施した後,年齢と性別,BMIで調整した共分散分析を行った.二次解析として要支援および事業対象者48名を対象に解析を行った.【結果】年齢,性別,BMIを調整した共分散分析の結果,通所者は握力,歩行速度,骨密度が有意に低値であった.二次解析では,要支援および事業対象者においてコミュニティデイハウス利用の有無による有意な差はなかった.【結論】「コミュニティデイハウス」通所者は身体機能が低く,低骨密度を有する集団であった.この施設においては,身体機能面への個々の関わりも重要である.</p>

収録刊行物

  • 地域理学療法学

    地域理学療法学 3 (0), 86-95, 2024-03-31

    一般社団法人 日本地域理学療法学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581148791413504
  • DOI
    10.57351/jjccpt.jjccpt23007
  • ISSN
    27580318
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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