未利用Ca等廃棄物を利活用したCO<sub>2</sub>固定型混和材の設計開発(1)

  • 宇城 将貴
    デンカ株式会社 青海工場青海サステナビリティー推進部(〒949-0393 新潟県糸魚川市大字青海2209)
  • 山下 和也
    デンカ株式会社 青海工場青海サステナビリティー推進部(〒949-0393 新潟県糸魚川市大字青海2209)
  • 森 泰一郎
    デンカ株式会社 青海工場青海サステナビリティー推進部(〒949-0393 新潟県糸魚川市大字青海2209)
  • 大田 将巳
    株式会社トクヤマ 徳山製造所セメント開発グループ(〒745-8648 山口県周南市御影町1-1)

書誌事項

タイトル別名
  • DESIGN AND DEVELOPMENT OF ADDITIVE FOR CO<sub>2</sub> FIXATION UTILIZING BY-PRODUCT CONTAINING Ca (1)

抄録

<p>γ-C2Sを主成分としたCO2固定型混和材への副産物原料の利用検討として、混入が予想されるAl2O3成分の影響を評価した。試薬を用いたクリンカーの焼成試験では、Al2O3含有量の増加に伴いC2AS相が増加するも、主成分はγ-C2Sであった。本検討内では、β相からγ相への相転移に与えるAl2O3成分の影響は小さい結果となった。クリンカー粉砕品の強制炭酸化ではC2AS相の増加に伴いCO2固定量が減少したが、OPCと混合したセメント硬化体ではCO2固定量に差異が認められなかった。セメント硬化体におけるγ-C2Sの反応はクリンカー粉砕品と比較して炭酸化材齢1日まで速やかに進む一方、以降は停滞したことから、硬化体中での含水状況や緻密化が反応速度に影響すると示唆された。</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ