足部可動性を有する長下肢装具を用いた前型歩行トレーニングの実施による実際の退院時の歩行予後と二木による予後予測指標を用いた際の退院時の歩行自立度との比較

DOI
  • 髙橋 智佳
    鶴岡協立リハビリテーション病院 理学療法科
  • 阿部 浩明
    福島県立医科大学 保健科学部
  • 佐藤 亘
    鶴岡協立リハビリテーション病院 理学療法科
  • 梅木 淳
    鶴岡協立リハビリテーション病院 理学療法科

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison between actual ambulatory independence levels after alternate gait training using a knee-ankle-foot orthosis and independence levels predicted based on Niki’s independence prediction method.

抄録

<p>【目的】本研究の目的は足部可動性を有する長下肢装具(以下、GS-KAFO)を用いた前型歩行練習を提供することによって、現存する予後予測指標によって判定される歩行自立の可否の予測結果を上回る治療効果が得られていたかを明らかにすることである。</p><p>【方法】対象は回復期リハビリテーション病棟にてGS-KAFOを作製し、前型歩行練習を提供した脳卒中片麻痺患者43名である。予後予測指標である「二木の早期自立度予測」における歩行自立の可否の予測結果と、実際の退院時における歩行自立の可否を後方視的に調査し、両者を比較した。</p><p>【結果】二木の予測結果は、歩行自立3名、非自立28名、予測不能12名であった。一方、実際の退院時の歩行自立度は、歩行自立27名、非自立16名であった。</p><p>【結語】脳卒中片麻痺患者におけるGS-KAFOを用いた前型歩行練習の提供は、退院時の歩行自立度の改善に貢献する可能性が考えられた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581148791492096
  • DOI
    10.57302/jatpt.3.2_128
  • ISSN
    24366951
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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