生体腎移植ドナーの精神的・身体的サポート ~ドナーの不安と本音を探ろう~
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抄録
<p>本邦では腎臓移植を希望する場合、脳死下及び心停止下の臓器提供が少ないため生体ドナーに依存している。2022年当院では114組の生体腎移植が行われた。レシピエントの年齢は平均48.4歳(5 -75歳)、ドナーは平均58.8歳(30-80歳)であり、その内訳は親48名 配偶者 52名 兄弟姉妹 8名 子供4名 その他2名であった。ドナー候補1名がそのままドナーになったのは98組 ドナー複数名から決定したのは16組(14%)であった。腎代替療法指導管理料の算定により医療者から移植の選択肢提示される機会が増えたこと、誰でもインターネットから情報が得られるようになったことで移植の身近に感じられるようになった。レシピエントの移植への期待感の陰で密かに抱くドナーの不安と本音をいかに引き出しどうサポートすべきかについて事例を交えて紹介したい。</p>
収録刊行物
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- 移植
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移植 58 (Supplement), s114_2-s114_2, 2023
一般社団法人 日本移植学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581148791684608
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- ISSN
- 21880034
- 05787947
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可