合意形成をめざす話合いにおける折り合いのつけ方とその変容――小学校2年生の授業実践をもとに――
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- 廣口 知世
- 京都ノートルダム女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Acceptance and its Transformation in Discussions Aiming at Consensus Building: Based on Classroom Practice in Second grade Elementary School
抄録
<p>現在,合意形成をめざす話合いの力の育成が求められている。本研究では,小学校2年生の授業実践を通して,合意形成をめざす話合いにおける折り合いのつけ方の変容を明らかにし,学習指導のあり方を考察した。</p><p>その結果,3つのことが明らかとなった。1つ目は,2年生にとっての折り合いをつけるという概念が,全ての考えを入れ込むことから,提案や納得を通して考えを除去することへと変容したことである。2つ目は,5種類の折り合いのつけ方を創出したことによって,2年生でも,人間関係に影響された妥協や譲歩に頼らず,折り合いのつけ方を変容させ,合意形成を図る話合いができるということである。3つ目は,自分たちの話合いの文字化資料を対象化して折り合いのつけ方を振り返り,他のグループに説明する活動を設定したことで,折り合いのつけ方の方法知が相互に納得され,運用されるに至ったということである。</p>
収録刊行物
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- 国語科教育
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国語科教育 95 (0), 44-52, 2024-03-30
全国大学国語教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581148793377536
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- ISSN
- 21899533
- 02870479
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可