探究活動の初期段階における人工知能活用の可能性 ―中高生の研究計画立案におけるChatGPTを用いた壁打ち学習法の検討―

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タイトル別名
  • The Potential of AI at the Beginning of Inquiry Activities: ChatGPT as a Brainstorming Tool in Research Design for Junior High School and High School Students
  • タンキュウ カツドウ ノ ショキ ダンカイ ニ オケル ジンコウ チノウ カツヨウ ノ カノウセイ : チュウコウセイ ノ ケンキュウ ケイカク リツアン ニ オケル ChatGPT オ モチイタ カベ ウチ ガクシュウホウ ノ ケントウ

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抄録

ChatGPTは,小中学校の「総合的な学習の時間」や高校の「総合的な探究の時間」における探究学習の支援ツールとして有用である可能性があるが,その具体的な活用方法についてはまだ手探りの状態が続いている。探究活動の場面においては,「専門家からの研究テーマや内容についてのアドバイス」を得たいという,生徒への指導に苦慮している教員からの要望や,「どのようなキーワードで情報を集めたらよいかわからない」といった,探究活動を始めたばかりで専門的な知識に乏しい生徒からの要望が多く聞かれる。そのため,本研究では,探究学習を進める教育現場の様々な課題についてChatGPTが支援ツールになりえるかを検討した。その結果,ChatGPTは研究テーマに対する疑似的な専門家としての立場からコメントを行ったり,研究テーマに関する検索キーワードを提案したりすることが可能であり,教育現場の課題について有用な支援ツールとなる可能性が示された。

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