運営課題と資源アクセス -運営主体別にみる運営資源へのアクセスの実態-

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書誌事項

タイトル別名
  • The management issues and resource access of community-based life support organizations during the COVID-19 pandemic -Actual status of access to operational resources by operating entity-
  • コロナ禍における住民主体の生活支援活動団体の運営課題と資源アクセス : 運営主体別にみる運営資源へのアクセスの実態
  • コロナ カ ニ オケル ジュウミン シュタイ ノ セイカツ シエン カツドウ ダンタイ ノ ウンエイ カダイ ト シゲン アクセス : ウンエイ シュタイ ベツ ニ ミル ウンエイ シゲン エ ノ アクセス ノ ジッタイ

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説明

本研究は,「住民参加型在宅福祉サービス全国連絡会(以下,住参型全国連絡会)」が実施したアンケート調査のデータから,コロナ過が住民主体による生活支援活動団体の運営に与えた影響について考察した。 コロナ禍において訪問活動や居場所活動,移動支援等の生活支援領域で活動する住民主体の活動団体は,活動継続や再開に向けた感染症対策費用の捻出や拠点の確保,資金や物資の調達,活動再開や中止の判断や活動に対する地域の理解,利用者や活動者の意欲低下などの運営課題に直面しており,その多様な運営主体別にみたとき,運営資源へのアクセス及び支援関係に特徴がみられた。 2025 年を目途に地域の実情に応じた地域包括ケアシステムの構築が図られるなかで,コロナ禍で顕在化した運営主体別にみる運営資源へのアクセスや支援関係の特徴を捉えた行政による生活支援体制整備と合わせ,社会福祉協議会やネットワーク組織等の中間支援機能の発揮による運営資源のプラットフォーム構築とアクセス支援の拡充が重要である。

収録刊行物

  • 人間科学

    人間科学 (44), 133-155, 2024-03

    琉球大学人文社会学部

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