地域在住高齢者における早朝のラジオ体操会への参加が身体的,精神的,社会的側面に及ぼす効果

DOI
  • 植田 拓也
    東京都健康長寿医療センター研究所 東京都介護予防・フレイル予防 推進支援センター
  • 柴 喜崇
    福島県立医科大学保健科学部理学療法学科
  • 鹿内 誠也
    医療法人社団涓泉会 山王リハビリ・クリニック
  • 土屋 彰吾
    株式会社かわさきハートネット
  • 畠山 浩太郎
    社会福祉法人農協共済中伊豆リハビリテーションセンター
  • 渡辺 修一郎
    桜美林大学大学院老年学学位プログラム

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of early morning Radio-Taiso exercise on the physical, mental, and social aspects of community-dwelling older adults

抄録

<p>【目的】早朝のラジオ体操会への参加による,地域在住高齢者の1 年後の身体機能,精神的健康度,社会的紐帯への効果を明らかにすることとした。【方法】ラジオ体操会に参加している地域在住高齢者(体操群)と同地域で開催した介護予防健診に参加し,傾向スコアマッチングで抽出された地域在住高齢者(コントロール群) 84 名を対象に,ベースライン及び1 年後調査で,体力測定,WHO-5 精神的健康状態表,Lubben social network scale 短縮版(以下,LSNS6)を聴取し,一般線形モデルの反復測定を用いて分析した。【結果】 5 m 最大・快適歩行時間,Timed Up and Go test, LSNS6 友人関係得点に測定時期と群間での交互作用が確認(p<.05)され,体操群で良好な結果を示した。【考察】早朝のラジオ体操会への参加は,歩行能力の維持と社会的紐帯の増加に効果があることが明らかとなった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581148793740160
  • DOI
    10.57304/jptp.jptp-d-23-00012
  • ISSN
    24369950
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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