塩酸ミノサイクリン注入が有効であった膵頭十二指腸切除術後のSpiegel葉からの離断型胆汁漏の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- Successful management of isolated bile leakage from the caudate lobe following pancreaticoduodenectomy through the administration of minocycline hydrochloride injection: A case report
抄録
<p>72歳,女性.膵頭部癌に対して,亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を施行した.術後15日目の膵胃吻合部に留置したドレーンからのドレーン造影にて尾状葉枝の胆管が造影され,離断型胆汁漏の診断となった.ドレナージを継続し,術後27日目に5Frの先端バルーン付きカテーテルから塩酸ミノサイクリン10mgを注入した.さらに術後30日目,33日目,36日目に塩酸ミノサイクリン30mgを追加で注入した.特に重篤な副作用はみられなかった.その後,胆汁漏は軽快しドレーン排液も減少,ドレーン抜去に至った.術後離断型胆汁漏に対する塩酸ミノサイクリン注入は,低侵襲で有効な治療法の選択肢の一つと考えられた.</p>
収録刊行物
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- 胆道
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胆道 38 (1), 85-90, 2024-03-31
一般社団法人 日本胆道学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581148794619776
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- ISSN
- 18836879
- 09140077
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可