ジアザユニットによるPPI制御ペプチド設計戦略
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- TSUCHIYA Keisuke
- 山陽小野田市立山口東京理科大学
Abstract
タンパク質間相互作用(PPI)は生体内の様々な機能を調節しており,異常なPPIは,がんや神経変性疾患などの多くの疾患の発症に関与している.このようなPPIを制御できる分子設計の戦略の1つとして,ペプチドフォルダマー(フォルダマー:規則的な一定の二次または三次構造をとる人工オリゴマー分子)の活用が知られており,新たな治療薬・診断薬として期待されている.しかしながら,水溶性,官能基の許容性,固相合成への適用,高いPPI制御活性などを兼ね備えたペプチドフォルダマーの報告例は少ない.これまでにTonaliらは,アミノ酸のα位炭素を窒素原子に置換したアザアミノ酸を活用し,連続する2つのジアザアミノ酸(ジアザユニット),およびα-アミノ酸からなるシュードヘキサペプチドにおいて,ペプチドの折り畳みを促進することで,310-ヘリックス,あるいはβ-ターン構造を形成することを明らかにしている.本稿では,同グループによる,ペプチド配列へのジアザユニットの導入数,導入位置の検証結果とそのジアザペプチドフォルダマーを用いたPPI制御事例について紹介する<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Tonali N. et al., Org. Biomol. Chem., 18, 3452-3458(2020).<br>2) Shi C. et al., J. Med. Chem., 66, 12005-12017(2023).<br>3) Cho P. Y. et al., ACS Chem. Neurosci., 5, 542-551(2014).
Journal
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- Farumashia
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Farumashia 60 (4), 341-341, 2024
The Pharmaceutical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390581148794949120
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Disallowed