文系大学生のAIリテラシーに関するアンケート調査

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タイトル別名
  • Questionnaire Survey on AI Literacy of Arts Students

抄録

文系大学生を対象にしたAI(人工知能)リテラシー(含むコンピュータリテラシー)に関する調査を実施した結果について報告するのが本稿の目的である。AIリテラシーとコンピュータリテラシーの関係についても言及する。コンピュータリテラシーや,AI関連用語に関する結果はこれまでの先行結果と概ね整合している。また,パソコンの習熟度によってAIリテラシーに多少の差異が見られたが,パソコンを使いこなせる能力とAIについての理解力は必ずしも一致するわけではなかった。しかし,パソコンの習熟度が高くない学生は,AIリテラシーが高くなるにつれ該当する学生数はほぼ直線的に減少する傾向が見られた。対して,AIリテラシーが高い学生はパソコンの基本操作にも習熟している傾向にあることが示唆された。これより,生成AIの登場によりAIリテラシーの必要性がこれまで以上に高まっているなか,AIリテラシーの低い学生はAIリテラシー向上のための動機付けや教育が必要とされていることが示唆された。

収録刊行物

  • 開智国際大学紀要

    開智国際大学紀要 23 (0), 145-164, 2024-03-15

    学校法人 開智学園 開智国際大学

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581148795275520
  • DOI
    10.24581/kaichi.23.0_145
  • ISSN
    24334618
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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