浮田和民の国際秩序観
書誌事項
- タイトル別名
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- UKITA Kazutami and His Idea of International Order
- From <I>Rinriteki-teikokushugi</I> to <I>Shin-Asia Shugi</I>
- 倫理的帝国主義から新亜細亜主義へ
抄録
本稿は、一九〇〇年代から満洲事変期を対象に、「倫理的帝国主義論」を中心とする浮田の国際秩序認識を分析することで、日本の帝国主義の論理の展開とそれにより形成される国際秩序構想を探ることを目的とする。 そこで、本稿では浮田和民に注目し、上記の問題を明らかにするものである。浮田和民は明治・大正期にかけて活躍した政治学者・ジャーナリストである。 筆者は、浮田の唱えた「倫理的帝国主義」論について、「倫理」という言葉が持つ普遍的な価値が帝国主義に付与されることによって、国内外に日本のとるべ き帝国主義のあり方を示そうとした思想であると考える。浮田は第一次大戦後、自身の思想を「新亜細亜主義」と名付ける。この倫理的帝国主義から新亜細亜 主義への思想の変遷を考察することにより、第一次大戦によって変化した国際秩序観と帝国主義をいかに統合しようとしたのかを探ることができると考える。
収録刊行物
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- 洛北史学
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洛北史学 14 (0), 25-48, 2012-06-02
洛北史学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581148795412352
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- ISSN
- 2436519X
- 13455281
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可