経気管支肺クライオ生検により診断したdiffuse pulmonary meningotheliomatosisの1例

DOI
  • 藤本 昌大
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野
  • 立原 素子
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野
  • 桂田 直子
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野
  • 田中 伴典
    神戸大学大学院医学部附属病院病理部病理診断科
  • 山田 潤
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野
  • 佐藤 宏紀
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野
  • 羽間 大祐
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野
  • 山本 正嗣
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野
  • 小林 和幸
    神戸大学大学院医学研究科内科学講座呼吸器内科学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Diffuse Pulmonary Meningotheliomatosis Diagnosed by a Transbronchial Lung Cryobiopsy

抄録

<p>背景.Diffuse pulmonary meningotheliomatosis(DPM)は,胸部CT画像で多発結節影を呈し,外科的生検で診断されることが多い.症例.43歳女性.汎下垂体機能低下症で当院糖尿病・内分泌内科に通院していた.胸部CT画像で,両側肺に多発する1~5 mm大のすりガラス結節を指摘され,当科に紹介された.胸部CT画像では,5か月の経過で結節のサイズに変化はなかったが,画像所見からは転移性肺腫瘍などが疑われたため,左B8a,左B9aより経気管支肺クライオ生検を施行した.病理組織所見では微小肺髄膜細胞様結節を複数認め,画像上のすりガラス結節陰影に一致すると考えた.病理所見と画像所見を合わせてDPMと診断した.結論.DPMを含む多発すりガラス結節の診断に経気管支肺クライオ生検が有用な可能性がある.</p>

収録刊行物

  • 気管支学

    気管支学 46 (2), 85-89, 2024-03-25

    特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581148797145856
  • DOI
    10.18907/jjsre.46.2_85
  • ISSN
    21860149
    02872137
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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