バイソニック式(双音式)バンドネオンの楽譜における 蛇腹の開閉の表記とその活用 -地域性および作家性の視点から-

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書誌事項

タイトル別名
  • The Notation and The Utilization of The Opening and Closing the Bellows on The Musical Score for Bi-sonic Bandoneon -From the Perspective of Regional Characteristics and Creator’s Senses-

抄録

バンドネオンはボタンの鍵盤を持つバイソニック式(双音式)の蛇腹楽器であることを 標準としている。ドイツにおいて1920 年頃に標準的な仕様として位置づけられた「アイ ンハイツ」式バンドネオンと、アルゼンチンタンゴの演奏において重要な楽器として認知 されてきた「ライニッシュ」式バンドネオンの二種が有名である。<br>  バンドネオンを含めた編成の音楽を作曲する際、演奏における円滑な運指を行うために 蛇腹の開閉を具体的に指定することは有効であると考える。しかしその表記において現 在、地域性や作家性の影響より現れた様々な記号や標語が点在する。本稿ではそれらの表 記を並べて比較し、標準的な表記法として相応しい内容を探る。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581157740368384
  • DOI
    10.24585/daion.62.0_29
  • ISSN
    24334707
    02862670
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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