大正末から昭和初期における大阪の音楽隊のレパートリー ――大大阪記念博覧会とラジオ放送を中心に――

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タイトル別名
  • Repertoires of Music Bands in Osaka During the 1920s: Focusing on the Great Osaka Commemorative Exposition and Radio Programs

抄録

1925(大正14)年3 月から4 月にかけて大大阪記念博覧会が開催され、同年6 月1 日から 大阪放送局がラジオ放送を開始した。本論文の目的は、当時、大阪で活動していた5つの音 楽隊、すなわち大阪市音楽隊、三越音楽隊、出雲屋音楽隊、松坂屋音楽隊、高島屋音楽隊が、 同博覧会およびラジオ番組で演奏した曲を調査し、どのようなレパートリーを形成してい たのかを考察することである。また大阪市音楽隊以外の各音楽隊の結成と解散についての 情報の整理も行った。本論文によって、この博覧会とラジオ番組の両方で数多く出演してい たのが、三越音楽隊と出雲屋音楽隊であったこと、そして出雲屋音楽隊が主に吹奏楽で出演 していたのに対して、三越音楽隊は吹奏楽および管弦楽、ジャズバンドで出演し、幅広いレ パートリーを形成していたことが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581157740369408
  • DOI
    10.24585/daion.62.0_8
  • ISSN
    24334707
    02862670
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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