高齢者施設において急変時心肺蘇生を望まない入所者の対応に関する課題~看取り介護加算の視点から~

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  • Problems related to responding to sudden changes in residents who do not wish to be resuscitated in elderly facilities from the perspective of end-of-life care

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説明

<p>【はじめに】高齢多死社会を迎えるわが国において、アドバンス・ケア・プランニングを前提に、想定された急変時に蘇生処置を望まない表明をしている場合の対応について、さまざまな会議体で報告がなされている。このような背景のなか、穏やかな最期を迎えられるよう支援することを目的に「看取り介護加算」が策定されているが、その実態については明らかとなっていない。</p><p>【目的】看取り介護加算を算定している高齢者施設では、急変時に救急車を要請せず、当該施設で看取りがなされているかを明らかにし、看取り介護加算の現状と課題について検討することを目的とした。</p><p>【方法】神奈川県が公表する相模原市の高齢者施設241施設を対象としたアンケート調査を実施した。</p><p>【結論】加算群では介護体制のある割合や事前意思確認する割合は高かったが、急変時の際には非加算群と同様に救急搬送している施設が多く、看取り介護加算の本来の目的を果たしていなかった。</p>

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