書誌事項
- タイトル別名
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- Discontinuation of tyrosine kinase inhibitors before epiphyseal closure leading to improved short stature in pediatric chronic myelogenous leukemia
抄録
<p>初診時3歳男児。脾腫を主訴に当院紹介受診,白血球数増多を認め,骨髄血のmajor BCR::ABL1キメラ遺伝子が陽性であったことから,慢性骨髄性白血病と診断した。不耐容のためimatinib,dasatinib,nilotinibとチロシンキナーゼ阻害薬を変更し分子遺伝学的奏効を達成したが,12歳時に129.3 cm(−3.3 SD)と重度の低身長となった。骨端線閉鎖後はTKI中止による低身長の改善は期待できないと考え,TKI開始後9年8ヶ月,MR4.0維持1年6ヶ月となる12歳10ヶ月でTKIを中止した。中止後2年6ヶ月で身長は156.1 cm(−2.0 SD)まで伸び,再発なく経過している。小児CMLの治療ではTKI継続による成長障害が問題であるが,本例では骨端線閉鎖前にTKIを中止することで,重度の低身長の改善が認められた。</p>
収録刊行物
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- 臨床血液
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臨床血液 65 (3), 175-179, 2024
一般社団法人 日本血液学会