在宅終末期患者を支える「家族のコミットメント」の概念分析

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タイトル別名
  • Concept Analysis of “Family Commitment” to Patients Receiving End-of-Life Care at Home

抄録

<p>【 目的】 本研究の目的は,在宅で終末期患者を支える「家族のコミットメント」の概念を分析しその構造を明確化することである.</p><p>【 方法】 対象出版年を2000年から2022年とし,Web検索システムを用いて15の文献を分析対象として選抜した.Rogersの概念分析の手法を用いて検証した.</p><p>【 結果】 家族のコミットメントとは,『自らの介護力の獲得と周囲からのサポート体制の構築に努めながら,共感的な対応で日常生活のなかに介護を取り込み,主体性の芽生えと心の充足感を得て,迫りくる死に対峙し,看取りへの覚悟を決めていくプロセス』と定義された.</p><p>【 結論】 家族のコミットメントは,情緒的な結びつきを主体として,患者と向き合うプロセスを通じて能動的な介護行動に移行していた.また,最終的な看取り場面での意思決定を含むことが示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581179980553600
  • DOI
    10.57506/jseolc.080102
  • ISSN
    27583570
    24332763
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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