子ども虐待の現状と再生医療

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タイトル別名
  • Child Abuse and Regenerative Medicine

抄録

<p>子どもへの虐待の早期発見は喫緊の課題である.相談対応件数についても統計開始以来右肩上がりが続いている状況である.特に大都市での相談対応件数が増加傾向にあり、早期に対応が求められる.我々歯科医療に携わる者として虐待の定義、要因を把握することが必要であり、歯科医療時においても歯科領域と虐待との関連性も常に注意することが重要である.しかしながら、虐待により子供が亡くなった場合は真摯に受け止め、その事象を生かさねばならない.そこで法医学、歯科法医学分野では虐待死から様々なことを学び、今を生きる子ども達、臨床の現場に知識を還元し、早期発見・防止に貢献するわけでる.また、虐待と再生医療についても発展段階ではあるが、研究が進められており、被虐待児の海馬萎縮から虐待の記憶が抜けず世代伝播が多々見受けられるが、ニューロン新生によって世代伝播を食い止めることができる可能性があるとの報告もされている.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581224765144960
  • DOI
    10.11223/jard.22.11
  • ISSN
    18800815
    13489615
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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