災害研究における「レジリエンス」に関する文献レビュー

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書誌事項

タイトル別名
  • A Review of the Concept of “Resilience” in Disaster Research : A Literature Study
  • サイガイ ケンキュウ ニ オケル レジリエンス ニ カンスル ブンケン レビュー

抄録

研究ノート

近年、自然災害の頻度が増加し、それに伴う深刻な被害が社会的な問題となっている。この背景から、被害を最小限に抑え、持続可能な社会を築くために、迅速で地域に適した復興の実現が重要な課題とされている。この文脈において、「レジリエンス」という概念が注目され、災害研究の中で重要な位置を占めている。本稿では、1973年から2023年の間の文献を基に、災害研究でレジリエンスに関する日本および国際的な研究を検討し、その定義の分類と進化、測定方法、社会実践への応用を詳細に分析した。レジリエンスの概念がどのように発展してきたか、その中で脆弱性やソーシャルキャピタルといった要素がどのように関連しているか、さらにはその適用と今後の課題について詳細に考察した。

収録刊行物

  • 共生学ジャーナル

    共生学ジャーナル 8 247-268, 2024-03

    大阪大学大学院人間科学研究科『共⽣学ジャーナル』編集委員会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581301851275264
  • DOI
    10.18910/94963
  • ISSN
    24326755
  • HANDLE
    11094/94963
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB

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