感覚刺激デバイスを用いた介入により麻痺側上肢使用頻度・ADLが改善した急性期脳卒中後の半側空間無視を呈した一症例

DOI
  • 山本 勝仁
    北播磨総合医療センターリハビリテーション室
  • 竹林 崇
    大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of unilateral neglect after acute stroke in which the frequency of upper limb use and ADL on the paralyzed side improved after intervention using a sensory stimulation device

抄録

<p>今回,半側空間無視を呈した脳卒中急性期患者に対し,麻痺側手に感覚刺激を与えるウェアラブルデバイスを着用し,上肢の反復的な課題指向型練習とTransfer PackageのひとつであるActivities of Daily Living(以下,ADL)での麻痺手の使用練習を中心に実施した.デバイスの装着による麻痺側上肢への注意喚起および使用喚起によりセルフモニタリングが促されたことと,反復的な上肢使用練習により,上肢機能やADLにおける麻痺手使用頻度の改善,および無視行動や麻痺手使用状況への気付き,半側無視症状の改善が認められた.これらのことから,半側空間無視患者に対する介入として,これらの練習を併用する有用性が示唆された.</p>

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 43 (2), 247-253, 2024-04-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581301851443456
  • DOI
    10.32178/jotr.43.2_247
  • ISSN
    24344419
    02894920
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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