中学校における心理教育的援助サービスを踏まえた特別支援教育の取組

書誌事項

タイトル別名
  • Special Needs Education Initiatives Based on Psychoeducational Support Services in Junior High Schools

抄録

平成19年の学校教育法改正から15年が経ち,全国の中学校で特別支援教育を推進していくための校内委員会が整備されてきた。しかし,生徒の課題報告に終始するのみで十分機能せずに具体的な支援に結びついていない状況も見られ,支援体制が十分構築できているとは言えない状況にある。本報告では, このような現状を改善し,特別な支援を要する生徒の教育的ニーズに対応した効果的な支援体制のあり方について検討することを目的とした。方法として,中学校で行われる特別支援教育の法令や通達等を整理するとともに,特別支援教育の支援体制について学校心理学的アプローチの視点で整理し実践を振り返った。結果として,①特別支援教育コーディネーターを生かした相談体制の充実, ②通級による指導の授業の質の向上, ③心理教育的援助サービスを活用した校内支援体制づくり,の三点の必要性が示唆された。

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