近畿地方中西部から瀬戸内地方東部におけるオオバウマノスズクサとアリマウマノスズクサ(ウマノスズクサ科)の分布について

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • <i>Aristolochia kaempferi</i> and <i>A</i>. <i>shimadae</i> (<i>Aristolochiaceae</i>) from the Midwestern Kinki Region to the Eastern Setouchi Region in Japan

抄録

<p>オオバウマノスズクサやアリマウマノスズクサの開花個体が稀である近畿地方西部から瀬戸内地方東部において,新たに3府県5箇所で自生する開花個体を確認したほか,4府県8箇所から実生を移植栽培して花を確認することで,両種の分布域を特定した.オオバウマノスズクサは大阪府東・南部から淡路島,小豆島を経て,兵庫県西部(西播磨地域)から岡山県南東部に分布し,アリマウマノスズクサは兵庫県六甲山地とその周辺地域に分布していた.これら開花個体に実生個体も含めた22個体の葉緑体DNAを解析したところ,2つの系統群が確認され,その分布境界はオオバウマノスズクサとアリマウマノスズクサの分布境界よりも西側に位置することが明らかになった.</p>

収録刊行物

  • 植物研究雑誌

    植物研究雑誌 99 (2), 122-130, 2024-04-20

    植物研究雑誌編集委員会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581378931737088
  • DOI
    10.51033/jjapbot.id0187
  • ISSN
    24366730
    00222062
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ