頚椎損傷に対する後方固定術後症状悪化例の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Neurological deterioration after posterior fixation surgery for traumatic cervical spine fractures
抄録
<p>はじめに:本研究の目的は,当院における下位頚椎損傷患者に対する頚椎後方固定術後神経症状悪化の頻度と特徴について調査することである.</p><p>対象と方法:2015年4月から2022年3月に頚椎骨折,脱臼にて当院で頚椎後方固定術が施行された68名中,固定範囲にC3-C7の下位頚椎が含まれた51名を対象とした.平均年齢は65歳(29~86),性別は男性39名,女性12名だった.損傷形態は頚椎骨折が37名,脱臼・亜脱臼が14名だった.</p><p>結果:51名中9名(18%)に術後神経症状の悪化を認めた.症状の内訳はC5麻痺が6名(67%),他神経根障害が2名(22%),四肢不全麻痺が1名(11%)だった.再手術は51名中4名(8%)に施行されていた.3名に椎間孔拡大術が施行,1名に椎弓切除術が施行されていた.2名は同日緊急手術が施行されていた.</p><p>結語:頚椎損傷後の後方固定術は比較的高頻度に神経症状の悪化を認めることを念頭に置くべきである.</p>
収録刊行物
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- Journal of Spine Research
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Journal of Spine Research 15 (4), 700-706, 2024-04-20
一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581378931810176
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- ISSN
- 24351563
- 18847137
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可