高齢びまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者における化学療法前後での腸腰筋指数の低下と予後の関連

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抄録

<p>【目的】高齢びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)患者において化学療法前後での腸腰筋指数(PMI)低下と予後との関連性を明らかにする。【方法】対象はR-CHOP療法を完遂した65歳以上のDLBCL患者71例とした。化学療法前後でPMI90%以上を維持群,90%未満を低下群として分析を行った。【結果】患者背景に有意差は認めなった。単変量解析においてPFSではLDH(p=0.03),PMI変化率(0.01),OSではBMI(p=0.04),PMI変化率(p=0.02)であった。有意差を認めた因子による多変量解析では,PFSではPMI変化率(p=0.01)が有意差を認めたが,OSではPMI変化率に有意差は認めなった(p=0.05)。PFSでは生存曲線にて低下群の予後は不良であった(p=0.01)。【結論】化学療法前後でのPMIの低下はPFSにおけるリスク因子となる可能性がある。</p>

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  • CRID
    1390581378932021888
  • DOI
    10.11350/ptcse.31.17
  • ISSN
    18808948
    1880893X
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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