書誌事項
- タイトル別名
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- Ice-Band Pattern Formation caused by Resonant Interaction between Sea-Ice Drift and Internal-Wave Propagation
抄録
氷縁域は海氷の融解・再凍結を通して地球規模の気候変動に敏感であるといえる. アイスバンドのパターン形成は氷縁における現象の一つであり, 帯状のバンドパターンの短軸方向に10km程度の規則的間隔で数100km以上連なり, バンドパターンの長軸は風向きに対して反時計回りに傾くという特徴を持つ. これまでその理由については未解明であったが本研究では簡単な1.5層の理論モデルを使って海面を動く海氷と慣性内部重力波の共鳴相互作用の観点からこれを説明し, 連続成層モデルの数値実験, 衛星観測結果に対しても整合的な結果を得ることができた. ただし, 連続成層下では共鳴可能な内部波のモードは風速に応じて別のモードの内部波との共鳴にシフトする場合のあることも分かっている.
収録刊行物
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- 低温科学
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低温科学 82 195-210, 2024-03-29
低温科学第82巻編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581456539630720
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- HANDLE
- 2115/91745
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- ISSN
- 18807593
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可