インドネシアの都市スラムにおける健康リスク環境策の究明
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- 萩島 理
- 九州大学
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- Dwi Martyas Solli
- 九州大学
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- Nurul Handayani Kusumaningdyah
- セベラスマレット大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Study aiming for environmental measures to mitigate health risks at urban slum habitats in Indonesia
説明
インドネシアのスラカルタ市において都市スラムの住宅の現地調査を行い,上下水道設備には深刻な問題がある事,室内は熱的快適域から逸脱する時間が90%程度と非常に長く,快適性・熱中症リスクの両面で問題がある事を示した。また,都市スラム改良プログラムにより建設された新街区の住人332名を対象としたアンケート調査から,新規に建設された住宅は,プライバシーや雨漏りの頻度などの問題は改善された一方で,室内の熱環境や空気質については悪化していると感じている住民が非常に多い事が確認された。限られた財政条件下でより良い室内熱環境を実現するため設計計画段階のプロセスの検証やaffordableな建築デザインの模索が今後の課題である。
収録刊行物
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- 住総研研究論文集・実践研究報告集
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住総研研究論文集・実践研究報告集 50 (0), 95-104, 2024
一般財団法人 住総研
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581468909648896
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- ISSN
- 24338028
- 2433801X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可