川崎病モデルマウスに対する抗ApolipoproteinA2 抗体の有効性

DOI
  • 伊藤 吹夕
    帝京大学アジア国際感染症制御研究所, 医療共通教育研究センター
  • 鈴木 和男
    千葉大学災害治療学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of anti-Apolipoprotein A2 antibody on Kawasaki disease model mice

抄録

難治性疾患である血管炎症候群の1つ川崎病は大量免疫グロブリン静注療法 (IVIg療法) が有効である。しかしながら大量投与のため病因分子の特定が困難であり、かつヒトの血液を原料としていることからより安全な“人工ガンマグロブリン製剤”の開発が求められている。そこで我々の研究チームではヒトのリンパ球からIgG遺伝子フラグメントの組換え体をクローニングしライブラリーを確立、MPO-ANCA関連血管炎モデルマウスを使って低容量で治療効果のある1クローン(VasSFと命名)の選択に成功した。そしてその標的分子がApolipoproteinA2であることも突き止めた。さらに川崎病モデルマウスにも有効性を示したので報告する。

収録刊行物

  • ROKiVA Letter

    ROKiVA Letter 4 (1), 4-8, 2024-04-01

    一般社団法人 腎臓血管加齢医療研究機構

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581489523005312
  • DOI
    10.60307/rokiva.4.1_4
  • ISSN
    24367842
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ