エネルギー分野における政策過程の二層構造の分析

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タイトル別名
  • Analysis of the Two-tier Structure of Policy Processes in the Energy Sector

抄録

我が国の政策過程は、1994年の政治制度改革、2001年の省庁再編により「大きな方向性を示す層(第一アリーナ)」と「具体的な制度設計を行う層(第二アリーナ)」の二層構造へと変化し、従来のボトムアップによる政策過程から、トップダウンによる政策過程へと変化した。 今回、エネルギー分野(再生可能エネルギー政策、原子力政策)における政策過程の頂点の部分を「P2M Version2.0コンセプト基本指針」の概念を用いて考察した結果、この部分では、プログラムの位置づけが不透明であり、プログラム、プロジェクトの関係が十分に成立していないことを確認した。このように、プログラムとプロジェクトの関係が明確でなく又は混在している場合及びスキーム・システム・サービスのモデル間の循環が十分でない場合には、政策過程の混流や制度設計の履歴効果という事象が生じていることを明らかにした。

収録刊行物

  • 国際P2M学会誌

    国際P2M学会誌 18 (2), 1-20, 2024-04-05

    一般社団法人 国際P2M学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581555877951872
  • DOI
    10.20702/iappmjour.18.2_1
  • ISSN
    24320374
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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