白老地域に伝わるルウンペの伝承とその変遷について

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タイトル別名
  • On the Tradition and Evolution of <i>Ruunpe</i> handed down in the Shiraoi Region

抄録

北海道白老町内には、複数のコタン(集落)があり、そこではルウンペと呼ばれる木綿の衣服がつくられ着用された。「白老(しらおい)コタン」と呼ばれる集落では、明治期から観光事業でアイヌ文化を紹介していくなかで、現在に至るまでにさまざまな模様や形態のルウンペが伝承されてきている。本稿では、白老地域に伝承されるいわゆる「ルウンペ」について、国立アイヌ民族博物館の収蔵資料を中心に、その製作者たちや着用者、さらにその遺族などの関係者へ聞き取り調査を行い、そこからルウンペをめぐる白老地域の特徴、そして旧アイヌ民族博物館(通称ポロトコタン)を中心とした継承活動、そして衣服の変遷について考察を加えた。また、製作者のアイデンティティや、地域で守られるルウンペが現在どのように製作されているかを述べる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581555878040704
  • DOI
    10.57545/namjournal.2023-1
  • ISSN
    27585611
    27582760
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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