保育職における復職支援の観点に関する研究

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書誌事項

タイトル別名
  • Study on aspects of reinstatement Support for
  • Nursery Teachers based on Expert and AI analysis of Survey Results for Teachers Returning to Work
  • 復職保育者調査結果に関する専門的視点とAI 分析による

抄録

保育士不足解決策として、全国に95万人存在する潜在保育士の復職支援は有効と考えられる。本研究は、保育職に復職した保育士へ属性と離職理由、復職動機を調査し、専門家の視点とAI 分析を用いて、復職支援の効果的な観点を検討することとした。310名の復職保育士の回答を得た。属性は、305名が女性、既婚で子ども有は86%であった。離職理由は、結婚、妊娠子育てが最も多く、保育職に失望しての離職は少数であった。AI の分析を加えると、属性と関連が明らかになり、女性特有のライフステージの変化時の離職であり、次のライフステージの変化を機に復職に踏み切ることができていた。その際、育児との両立への職場の理解や、ワーク・ライフバランスを重視した労働時間が要件であった。しかし、復職の最も大きな要因は保育職の魅力や働き甲斐の再認識であった。潜在保育士の復職支援の重要な観点は、保育の魅力の再認識や意欲の喚起であることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581566949580288
  • DOI
    10.34591/humanwellbeing.23.2_51
  • ISSN
    24359254
    13465821
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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