散乱イメージング

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タイトル別名
  • Imaging through Scattering Media

抄録

<p>生体組織,大気揺らぎ,霧などに代表される散乱体を通したイメージングは,光学分野における長年の課題である.近年の情報科学の進展により,コンピュテーショナルイメージングと呼ばれる信号処理を前提とした光学イメージング技術が勃興し,その中で散乱イメージングに関する研究が活発に行われている.特に,コンピュテーショナルイメージングに基づくアプローチにより,直進光の存在が仮定できないような強散乱体を経由した光計測や光制御が可能になりつつある.また,より実用に近いイメージング様式として,非侵襲性を担保した散乱イメージングに関する研究も進んでいる.さらに散乱体を積極的に利用したイメージングシステムの高性能化や小型化も示されている.本稿では,光学分野におけるこれらの散乱イメージングの動向を,我々の研究を中心に紹介する.</p>

収録刊行物

  • 顕微鏡

    顕微鏡 59 (1), 28-31, 2024-04-30

    公益社団法人 日本顕微鏡学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581622424860416
  • DOI
    10.11410/kenbikyo.59.1_28
  • ISSN
    24342386
    13490958
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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