大腿骨頚基部骨折に対する骨頭骨片制御TFNA cement augmentation 対 CM nail
抄録
<p>【背景】大腿骨頚基部骨折は,骨頭骨片の術後回旋転位,それに伴う整復位損失,過度のslidingを生じる.【目的】上記骨折に対する骨接合後の骨頭骨片の回旋転位を,TFNA cement augmentationとCM nailで比較する.【対象】2019年1月から2022年11月に上記骨折に対し,DepuySynthes TFNA cement augmentation(T群)もしくは,ZimmerBiomet CM nail(C群)を使用し骨接合した25例(全て術翌日から荷重制限なし).T群4例,C群21例,平均年齢は82.3歳.【方法】福田らの分類で術後整復位を評価,術直後と術後2週の単純X線の正面像,又は,側面像で整復位が変化したものを骨頭骨片の回旋転位ありと定義した.【結果】骨頭骨片回旋転位をT群では0/4例,C群では7/21例で認め,C群で回旋転位が有意に多かった(p=0.014)【結論】大腿骨頚基部骨折において,TFNA cement augmentationは,CM nailより有意に骨頭骨片の回旋転位を制御できる.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 73 (1), 51-53, 2024-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581622426355200
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可