重複悪性腫瘍症例の10年間における変化

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抄録

<p>[はじめに]2013年の第126回本学会において2008-20012年に当科で診療を行った重複悪性腫瘍症例について報告した.今回10年後の重複悪性腫瘍症例について検討したので報告する.[症例と方法]2018年1月-2022年12月に病理学的に悪性と診断された231症例(平均年齢65.1歳)中重複悪性腫瘍は36例15.6%であった.2008-2012年の症例を1群,2018-2022年の症例を2群とし比較検討した.[結果]重複悪性腫瘍の症例数,割合は両群間でほぼ同等であった.平均年齢は1群66歳,2群71.7歳であった.腫瘍の種類では,2群で悪性リンパ腫が増加していた.癌腫別では婦人科癌が減少し,甲状腺癌,前立腺癌が増加していた.肉腫では変化はみられなかった.[考察]当科における重複悪性腫瘍患者数は10年間で変化は見られなかったが,平均年齢が上昇し,悪性リンパ腫患者が増加していた.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581622426384256
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.289
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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