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説明
<p>【はじめに】アルカプトン尿症は稀な先天性代謝異常症であり,色素沈着をきたした関節軟骨の変性により大関節に関節症性変化,脊椎に強直性変化が見られる.脊椎強直は特に胸腰椎に多く認め,頸椎ではまれであるが,今回我々は下位頸椎の強直により環軸椎の不安定性をきたし,脊髄症を発症したアルカプトン尿症の1例を経験したので報告する.【症例】65歳男性.歩行障害,四肢のしびれ,巧緻運動障害が出現し当科紹介.初診時の単純X線にて下位頸椎の強直及び環軸椎亜脱臼を認め,MRIではC1レベルでの脊髄の萎縮を認め,同レベルでの脊髄症と診断した.棘突起間スペーサーを用いた環軸椎関節の整復とMagerl+Brooks法による後方固定を施行し,脊髄症による症状は改善した.【結語】アルカプトン尿症において頸椎の強直性変化を認める症例は,環軸椎の不安定性をきたしやすく,脊髄症をきたす可能性を念頭に置くことが重要と思われた.</p>
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 73 (2), 302-306, 2024-03-25
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581622426387456
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可