初回脆弱性骨折患者における二次骨折についての調査

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タイトル別名
  • ~二次骨折はどこに起こるか~

抄録

<p>【はじめに】当院で初回脆弱性骨折治療後に二次骨折を起こした症例について調査した.【対象と方法】2016年4月から2021年3月の間に当院にて骨折で入院加療を行った1918例の内,初回脆弱性骨折(a)上腕骨近位部骨折,b)橈骨遠位端骨折,c)大腿骨近位部骨折,d)胸腰椎骨折)を起こし,退院後二次骨折を起こした137例(平均85.3歳,男性21例,女性116例)を対象とした.初回骨折部位毎の二次骨折部位について調査した.【結果】初回骨折の件数は,a)7例,b)9例,c)79例,d)42例であり,初回骨折から二次骨折までの期間は平均15.6ヶ月であった.二次骨折部位は大腿骨近位部が67例と最多であった.初回骨折部位別に見ても,椎体骨折を除き二次骨折部位は大腿骨近位部が最も多かった.【考察】初回骨折部位に関わらず大腿骨近位部に二次骨折を起こすことが多かった.転倒を予防する環境整備や筋力訓練および骨粗鬆症治療による二次骨折予防は重要である.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581622426397184
  • DOI
    10.5035/nishiseisai.73.351
  • ISSN
    13494333
    00371033
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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